過ちは繰り返す

人間は、どうして同じ過ちを繰り返してしまうのだろう。
　
以前、あんなに反省したじゃないか。
　
　
歴史は繰り返す…なんて皮肉な言葉なんだ。
予測出来ない事ではなかったはずだ。
　
　
私は私の愚かさを恨む。
　
私は私の浅はかさを恨む。
　
　
だが、避けられないと分かっていても、人間進まなくてはいけない時がある。
　
まさに、あの時はそうだったのかも知れない。
　
　
たわいも無い日常の1ページ。
そんな所に罠がしかけられていようとは、考えないだろう。
　
　
いや！
罠が仕掛けられている事を私は知っていたハズだ！！
　
そう、分かっていたのだ。
分かっていたのに…分かっていたのに……何故……。
　
　
ああ、神よ……。
　
　
あなたは私を見捨てたのですか？
あの時、私は確かに「神よ…」と、助けを乞うたハズなのに。
　
声は届かず、霧散した。
　
　
困った時のみ頼る不信人ですが、あの時、私を救えるのは神だけだった。
他の誰かではなかった。
　
　
同じ、人間なんかに私を救う事は出来ない。
　
息ひとつつくにも、苦しく。
指先一つ動かすことも出来ず。
　
　
あのまま無限の時間に叩き落されるのではないか…。
私は恐怖のどん底にいたのだ。
　
　
一条の光も射さないような、暗闇。
混沌に放り込まれたのだ。
　
　
怒号が飛び交い。
悲鳴が鼓膜をつんざく。
　
　
まさに、断末魔の叫びが溢れていた。
　
　
どうして、私はあんな所にいたのだろう。
ふと、我に返った瞬間、わが身を呪ったほどだ！！
　
　
　
分かっていたじゃないか！！！
ああなる事ぐらい！！！
　
　
出来の悪い脳みそでも、予想していたハズじゃないか！！！
　
　
　
　
　
　
むしろ、そうならないほうがおかしいとさえ思えるというのに。
　
　
　
どうして、私はまた繰り返してしまったのだろう……。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
ボンバーと飲み。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
………乱闘(ちーん)
　
　
　
　
　
　
　
　
そろそろ学習しろ。自分(涙)
　
でも、また飲みに行っちゃうんだろうな。わはは。