大阪案件1

2003年8月2日
お笑いナシです。
現状報告まで。
 
 
■ 大阪案件
毎度毎度、大阪には来るけど、毎度毎度、観光できない…。
 
大事件の大阪案件ダイジェスト
 
 
■ 1日目(月曜日)
朝、大阪に移動。
新幹線の中で、現場の悲鳴とクライアントAの怒号を聞く。
 
昼、現場到着。
古いデータを取り出したり、最新(になっていないといけなかったモノ)の洗い出し。
 
夜、現状報告と対応策の会議。
 
深夜、報告書と対応計画書の作成。
 
 
■ 2日目(火曜日)
朝、眠い。
 
昼、社内ミーティング。
クライアントAへの報告書まとめ。
 
午後、クライアントABを交えての報告会。
クライアントA、話聞いてくれない(涙)
「直せ!」と「責任を!」の一点張り。
 
こちらとしても、現状の報告と影響範囲を調べただけなので、おいそれと行動できない。
ファイルが古くなるなんて、ありえない。
 
サーバには全員立会いの元、「最新」をインストールしている。
バッチや cron に悪さするヤツはいないかと、調査して、「問題のファイルが入れ替わったタイミング」を調査する事に。
 
 
開発/運用/潤滑、ともにヘトヘト。
 
夜、調査内容と原因の検討。
とんでもないものを発見。
 
 
Tem「…これ、このサーバだけファイルのタイムスタンプおかしくない?」
 
開発「え?リリース前の日付だから…あ!」
 
Tem「納品したモノと同じモノが入ってて、本社に保管しておいた CD-R と問題のファイルの日付が違うの」
 
 
 
開発「………これって…改ざん?」
 
 
 
考えたくないけど、誰かが問題のファイルをリリース後に変更してる。
しかも、本番運用機で。
 
社内の人間だったら、責任退職モノ。
それだけじゃ済まない。
損害賠償モノ。
 
しかも、このリリース。
クライアントとガチンコのすえ、有償で修正したものだ。
それで、クライアントAは出世街道から外れたとかなんとかっていう…。
 
クライアントAがなんであんなに怒っていたか分かる。
恨まれてるんだよ、私達……怖い。
 
こっちのミスを見つけて意気揚揚ってところか……。
どうりで、話も聞いてくれず、責める一方だったわけだ。
 
 
開発も運用もまっさお。
平謝りの体制になりつつ、とりあえず営業とプロジェクトリーダー(東京)にメールを打つ。
 
 
偶然、自分の作った所にバグを見つけたか、問題を見つけたか…
 
クライアントにも、グループリーダーにも報告せず、こっそり直している?
直すとタイムスタンプが現在になるから、リリース前の日付にした?
参考にし上書きしたファイルが古いものだったから、意図的にタイムスタンプを変えた?
 
 
 
……社内の人間を疑わなくてはならない?
こんなもの見つけたくなかった(涙)
 
 
深夜、ホテルのバーで飲む。
 
 
■ 3日目(水曜日)
朝、眠い。
 
昼、先日の調査内容の相談。
プロジェクトリーダーに電話して指示を仰ぐ。
 
 
リーダー「報告書、読ませてもらった」
 
Tem「…どうでしょう?」
 
リーダー「疑わしい点は確かにある。だが、軽はずみに行動も出来ない」
 
 
延々、電話で3時間に及ぶ相談。
 
 
リーダー「現場にいる身として、どうしたい?」
 
 
誰かが改ざんしたなんて思いたくない。
仕事に私情をはさむのはどうかしてるかも知れない。
 
でも、開発が作り、運用が運営してきたモノを信じたい。
 
 
Tem「甘ちゃんで、すみません。でも、疑って犯人探しなんてしたくない」
 
 
夜、開発/運用/潤滑のリーダーだけで食事がてら飲みに行く。
原因は不明、影響範囲はないが、古いバージョンで一部の機能がリリースされていたのは事実。
 
謝罪を考えるという暗い飲み。
 
 
深夜、ハッキリ言って泣きそう。
 
 
つづく

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Tem

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