びっくり

2004年3月8日
■ あなたの幸せを
出勤の電車の中で。
 
女性「あなたの幸せを祈らせてください」
 
と、端から一人ずつ訪ねてくる女性がいた。
ほとんどの人が、「いえ」とか「やめてください」と断る中。
 
女性「あなたの幸せを…」
 
と、横長のイスを進んでくる。
学生さんに声をかけて、罵声を浴びても、進んでくる。
サラリーマンにうざったがられても、進んでくる。
 
 
……すごい根性。
でも、このままだとTemの所まで来る。
 
 
寝たフリで誤魔化すか?
 
 
と、思ったら、3 人先の男性が、寝たまま「幸せを祈られている」
 
 
……寝てると強制的に祈られてしまうのか。
 
 
 
しかし、どうやって断ろう。
 
「間に合ってます」…訪問販売じゃあるまいし。
「幸せです」…て、変な宗教の返事みたいだし。
 
うがががが。
 
とうとう隣りの女性。
 
女性「あなたの幸せを…」
隣りの女性「いえ、結構です」
 
スパリと断った。
 
 
よし、Temもこの手で断ろう。
緊張感が走る。
 
 
 
女性「あなたの幸せを祈らせて…」
 
 
 
あれ?
 
 
 
…Temを飛び越えて、向かいの列に行っちゃった。
 
 
 
 
 
……幸せを祈る必要がないのか。
 
……祈っても無駄なのか。
 
 
助かったけど、なんか釈然としない。
 
 
■ がぼーん
ワンピースか何かのマンガで、びっくりした時の音を。
 
「がぼーん」
 
って、表現してた。
 
 
 
というわけで、ビックリ。
 
がぼーん。
 
 
■ 電話
仕事が終わった途端、マロから電話。
 
マロ「あ。Tem?今、大丈夫?」
 
Tem「おう。平気だよ。どうした?」
 
マロ「仕事が早く終わったからお茶かご飯でも〜と思って」
 
Tem「いいね〜。今どこ?」
 
マロ「え〜と、千代田区…じゃないか。歩きタバコのおっさんがいるから」
 
Tem「駅は〜?」
 
マロ「東京駅」
 
Tem「…そこ千代田区だよ」
 
マロ「あ。そーなの?ルール知らない馬鹿のせいで間違えちゃった」
 
 
……なんかイヤな予感。
 
 
Tem「今、そのおっちゃんとは、どれくらいの距離?」
 
 
 
マロ「ん?目の前(笑)」
 
 
 
Tem「……無邪気に喧嘩売るの止めなさい」
 
 
■ 倒置法
食べたい、お寿司が。
 
 
■ がぼーん
マロ「サワ君って覚えてる?」
 
Tem「……えーと。……覚えてません」
 
マロ「私たちが 3 年の時に、テスト入学した男子生徒」
 
Tem「あ〜。居たね、そんな人」
 
マロ「彼、今、彼女がいるんだ〜って言うから…」
 
Tem「うんうん」
 
 
マロ「彼女の年齢聞いたらさ… 14 歳だって」
 
 
 
……ぱーどん?
 
 
 
Tem「えっと…彼、私たちの 2 つ下だから 24 歳だよね」
 
マロ「そう。で、ビックリして、『犯罪よー!』って言ったのよ」
 
Tem「うん…」
 
マロ「そしたら『冗談冗談。彼女 2 月 29 日生まれだから、4 年に一回しか歳取らないんだ』って…」
 
 
Tem「あぁ。なーんだ、ビックリした」
 
 
マロ「違うの、ビックリするのはこれからよ…」
 
Tem「ん?」
 
 
 
マロ「……14 かける 4 っていくつ?」
 
 
 
 
Tem「ん〜?…… 56 ?」
 
 
 
……56 ?
 
 
……。
 
 
………がぼーん。
 
 

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Tem

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