本の事

2006年2月11日
Temは本の虫です。
昆虫〜。


て、全然関係無いけど、だらだらと本について。


■ 本の話
好きな本がごっつり増えてきた。
連載中で、コミックで購入している物から、さらに厳選して、説明。

・ストーリーメインの物
・萌え的な物
・笑える物

に、簡単に分けてみた。


■ ストーリー
ハッピーエンドでも、バッドエンドでも、内容の濃いぃ物が好き。
ポイント的には「軍」「不思議」「恋愛要素が少ない」「ファンタジーでも理論的」な物が好きらしい。

後、ストーリーメインの物として重要なのが「無駄なコマが無い」「発刊スピードが最低でも年1冊」と言うのもある。


・鬼外カルテシリーズ
色んな妖怪(人外/虚空族/妖異族)等の話。
気に入っているのは、座敷童子の話。

人外の人達(河童/座敷童子/人魚/天狗…等)の中から1人をメインキャラに持ってきて、長い人生や悩みにそれなりに決着を付けていく様な、ショートストーリー。
大体、1冊〜3冊で、1つの話になってます。

ちょっと悲しかったり。
暖かかったり。
良かった〜って思えるような終わりもあれば。
そんな〜って思うような終わりもあったりする。

でも、基本はハッピーエンド。

又、この作者は、良い原作を見つけるのが上手いのかも知れない。
「硝子の麒麟」「ささらさや」は、小説が原作になっている漫画だが、良い。


・蟲師
蟲と言われる生き物(?)が居る世界で、ギンコと言う蟲師(職業?)が出会う蟲と人との話。
独特の世界観のある作品だが。
ベラボーなファンタジーにはなっていないので、楽しい。

本の虫とか、癇の虫と言った、古い日本の言葉や伝統と「蟲」と言う独特の生き物を掛け合わせたりしている。

最近、アニメ化され。
今度は、実写版の映画化もされるそうだ。

アニメは漫画独特の世界観を生かした綺麗な絵と、話の度に作る音楽が素晴らしい。
映画がどうなるか気になる所ではあるが、アニメの出来は良い。


・不思議な少年
1人の不思議な少年(位置付けは、神 or 天使 or 別次元の生き物等)が居て、人間に興味を持つ。
その少年と興味を持たれた人間の話。
全て、ショートストーリーだが、4話〜6話ぐらいで成り立っている。

上記 2つに並んで、又、不思議系の話ではあるが、こっちの方が哲学的。
生きるって何だ〜。
争いって何だ〜。
恋愛って何だ〜。
みたいなテーマが裏にある。

特に、才能にしがみ付かず、不思議な少年に人間が不思議な生き物だと言う事を教えた歌手の話は面白かった。
この人の作品は、基本的に奥が深いように思う。

同作者では、柳沢教授も好きな作品の1つ。


・トライガン
作品のタイプはガラッと変わって、ガンマン物。
でも、微妙にファンタジー。
微妙にハードボイルド。

悪役の苦しみや、主人公の苦しみや、正義の味方の黒さ等、登場人物が面白い。
出てくるガンマンの戦闘スタイルも独特で楽しい。

基本的にただの銃とか、でたらめに強い人とかは出て来ない。(主人公達は、ちょっと別)
皆、人間臭くて、それでいて、悲しい感じもある。
でも、大体が普通の人間から踏み外している。

主人公の根っからの素直さ等も可愛いが、悪役組の葛藤と汚さと、イッちゃってるぷりは秀逸。
絵は細かいとか綺麗と言う類では無く、衣装や小物のデザインのセンスの良さが素晴らしい。


・パンプキンシザーズ
最近の掘り出し物。
軍物でちょっとファンタジーで、やっぱり人間臭い感じの作品。

何しろ、Temのツボをヒットする設定が多い。
「デッカイ図体だけど、小心者」「か弱い振りして、格好良い」「軟派な癖に情に厚い」「特技なんて何も無いと思えばすげぃ人」とか。

後、作品の間々に出てくる、作者とこの世界の価値観の様な物が面白い。
全ての者に対して贔屓も差別も無いように、プライド高く接する為に、常に孤独で居ないといけないとか。
頼れるから頼っていると、堪らなく、弱かったりもして。

人間の 2面性とか、その生き方を選ぶに至った経緯等の表現が分かり易く、丁寧に書いてある。


■ 萌え
続いて「萌え」に搾って、紹介してみる。
萌えと言うと変な感じだが、早い話「気に入ってるキャラの居る漫画」と言った所。

勿論、話が詰まらないといったのはお話にならないので上げてない。


・ポヨポヨ観察日記
ポヨ最高。

・ちびとぼく
ちび最高。


この 2つは、動物キャラとして、最高。


・拝み屋横丁顛末記
ジジーズ最高。
大家さん最高。

・爺さんと僕の事件簿
爺さん最高。


基本、親父キャラ、爺キャラが好き。


・私が会社に行く理由
ヨーコ最高。

・派遣戦士山田のりこ
山のり最高。

・そんなんじゃねえよ
お母さん、ブラボー。


己のスタンツがしっかりしてる女性に弱いらしい。


■ 笑い
このカテゴリーに関しては、詳細説明を省く。
説明、難しいから。


・ストレンジプラス
感想の表現が難しい。
ノリと勢いだけなのかも知れないけど、そのノリと勢いがハンパ無い。


・ゲーマーズヘブン
これも又、表現方法が難しい。
ノリと勢いがメインだが、ややマニアック。


・戦うセバスチャン
笑える。
全キャラクターが、ほぼ美味しい。
特に、ヘイヂ。


■ 作家
絵が好き。
話が好き。
世界観が好き。
表現方法が好き。

等の観点から、好きな作家を並べてみる。


・清水玲子
絵が好き。
少女漫画なのだろうが、華美にならず、丁寧な絵を書かれる。

話は、時々飛ぶし、オチとして、悪くは無いけど、伏線が台無しになる事が多々ある。
その台無しが、逆にツボる時も多々ある。

好きな作品としては「竜の眠る星」「月の子」「WILD CAT」「秘密」等。


・西炯子
余り綺麗事を書かない作者。
たまに、笑えない時もあり、良く読まないと分からない話がある。

そんな中で、素晴らしくツボな漫画も描かれる。
独特な絵柄ではあるが、それ以上に器用なのが、キャラ毎に「眉」を描き分けている。

好きな作品としては「STAY-双子座の女」「僕は鳥になりたい」等。
フジミシリーズの初代挿絵家であり、封殺鬼の挿絵も描いていた。


・小畑健/田島昭宇
かなり綺麗な絵を描く人達。
そして、絵に関しては、Temのツボを的確にヒットしている。

綺麗な絵を描く人にありがちな、崩れた表情が下手なんて事も無く。
崩れた表情や、イッちゃってる表情も、これまた、綺麗。

昔の絵より、今の洗練された文句なしの絵が好き。
清水玲子氏と並んで、画集が欲しい漫画家さん達である。

好きな作品としては小畑健氏は「あやつり左近」「DEATH NOTE」等。
田島昭宇氏は「多重人格探偵サイコ」等。

ちなみに、この 2人をまとめたのは、水瓶スリーだから。(浅田氏が抜けてますが)
しかし、浅田氏は村田蓮爾氏と間違えてしまう。

系統としては、高野真之氏もかなり好き。


・よしながふみ
価値観も作品も、ちょっとした台詞回しも好きな漫画家。
スラダン(…)等の同人から入り、銀英伝(…)等に派生して、現在に至る。

ホモ漫画がメインに来がちだが、ほのぼのとした物や、ミステリー調の物も上手。
さらに、グルメ本等も最近は見かけるのだが、これが又、ただ食べ物を書いてあるだけじゃないので、面白い。

勝手な系統としては、西炯子氏と同じでホモも通常もイケる漫画家としているが。
ストーリーはよしなが氏に軍配が上がり、キャラの魅力では西氏な気がする。

無言のコマの使い方等、憎くも秀逸な演出(?)をされる。
こういう点では、今市子氏も、漫画の中の表現方法としては、秀逸だと思う。

好きな作品としては「こどもの体温」「愛すべき娘たち」「ホームパーティー」等。


■ まとめ
とりあえず、○○万部〜とかって発行部数に行かなかったり。
コアな掲載紙 & 出版社の物に搾って紹介してみた。(いや、有名な作品ばかりか?)

あげたらキリが無い。
あげてないが好きな作品も多々あり。



何しろ、今週は新刊の発売がほとんど無く。
新規開拓すれば、ことごとく外し。

唯一面白かった漫画は、途中で打ち切られていた。(涙)



……面白い本プリーズ。
 
 

コメント

Tem

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索