極細

2006年9月29日
拝啓 グリコ様。
 
秋の新作チョコ部門で、代わり映えしないなんて言っちゃってごめんなさい。
 
凄いゾ、グリコ。
偉いゾ、グリコ。
 
そんなグリコの新作菓子「極細ポッキー」。
普通のポッキーと思いきや、名前の通り、極細。
通常の約半分。
 
スティック系のお菓子が、ドンドン太くなる中、時代に逆らった斬新なアイデア。
企画室だか商品開発部、凄いゾ。
格好良いゾ、惚れそうだゾ。
 
しかも、ちょっと細くしたんじゃなくて、めちゃめちゃ細い。
箱に入っている本数が、ほぼ倍。
プレッツェルはキッチリ、1/2 サイズだそうだ。
 
こういうセンス大好き。
自社製品をいじっちゃう勇気も大好き。
 

凄いゾ、グリコ。
新しいゾ、グリコ。
面白いゾ、グリコ。
 
 
やるじゃないか、グリコ。
 
 
Temはこういう新作菓子を待ってました。
面白い物、大好き。
 
 
 
……味はポッキー以外の何者でも無いですが。(美味い)
 
 
■ 修羅場
修羅場らんば、らんば。
修羅場らんば、らんば。

ぼやっき。
てらりらんそん、てやっそ。
 


……と、適当(な歌詞で) 歌った所で、修羅場中です。

 

昼間はプロのアシスタントさん達が、商業誌を作り。
夜は同人仲間がアシスタントに入って、同人誌を作る。

Temは、当然、その同人仲間。

同人仲間は 3勤交代で、合計 12人と言う人数で。
3日に 1回位の割合で、夜勤のように働く。

平日は余り手伝えない Temは、週末、土日の両方に参加。


東ちゃんは、不眠不休。


不特定多数の何人かが集まったので、それぞれの得意分野を話す。


A「トーン」

B「背景」

C「私も背景」

D「まったくの素人です」

E「効果線が得意」


とそれぞれ担当を決めて行く。
こういう時に持ち寄るサンプルを見比べて、Temはツヤベタ担当になる。

登場人物の服の1部と、髪の毛が主なターゲット。
極細筆がお友達です。


東ちゃんが、ネーム (あらすじ) を起こし。
原稿用紙に人物を書き、背景の指定をする。(か、書く)
背景担当は、細部を追加。
東ちゃんが確認して、人物を修正しペン入れ。
消しゴムかけ担当にまわして消しゴムかけて。
再度、東ちゃんと背景担当が水色線を入れる。

効果線担当が、水色線と指示に従って、影を付け。
ツヤベタ担当が、洋服や髪の毛、それから顔等の細かい黒くしたい部分を塗る。

ここで、再度、消しゴムかけに回して、ベタ担当に回って、最後にトーンを張って、1枚完成。



上記はそれぞれ 1人ずつで書いてあるけど、本当は、合計で 8人。
ベタ組は 1人ずつ。
消しゴムかけは、ご飯の支度も仕事。

背景は 3人。
トーンは 2人。



東「でも、私は 1人なのよ〜」

ヤマ「原因が何を言う」(←背景担当。特に建築物)

東「風呂入りたい〜。お腹減った〜。寝たい〜」



「風呂」「飯」「寝る」の、どこの亭主関白だと言いたくなるような欲求を叫ぶ東ちゃん。



とりあえず、皆でシカト。


■ 1日目
消しゴム担当のヤマちゃんがご飯を作ってくれる。
そして、女 8人も居ればかしましいし、差し入れも多い。


ホールケーキ、2つ。
カットケーキ、8個 x 3。(3人が買って来た)

ピザに寿司に各種スナック菓子。(東ちゃんが用意していた)



ものすごい量の食料と、白い原稿に囲まれて過ごす、参加 1日目。



行くとツヤベタ物が溜まっていた。ヒー。
それよりも背景(特に人物担当側)の溜まり方が半端無い。

ヒー。(恐怖)

さすがは本人。
東ちゃんの指示出しが早い早い。


そんな中、天然のヤマちゃん。(消しゴム担当)



ヤマ「消しゴムかけるもの無くなった〜。次〜」

東「……消しゴム」

ヤマ「え?」

東「……牛乳寒天が食べたい」

ヤマ「消しゴムから発想しました?」


東「……。」(←ほぼ涙目でうなづく)


ヤマ「よーし、お母さん作っちゃうゾー」



ヤマちゃんが作るご飯はどれも美味しかったです。



そして、朝方まで作業、いや、昼位まで作業。
何とか、2本足で家に辿り付く。
ズタボロな Temにマキさん吃驚。


Tem「風呂入って仮眠したら、又、行きます〜」


とりあえず、爆睡。


■ 2日目
その日の夕方起きて、シャワー浴びて。
アレコレ持って、いざ修羅場へ。


夕方から、またしても、深夜まで、ガリガリゴリゴリ。


東「いちまぁ〜い。にまぁ〜い。さんまぁ〜い」(←原稿カウント中)

Tem「足りないってオチは今は禁句やで」

東「焼死体が1つ〜。溺死体が1つ〜。撲殺死体が1つ〜」

Tem「……ツッコまないよ」


東「……おかーさーん!」


一同「なんでやねん」(←ツッコんでしまって負け)


手も動くが、口も動く。
マルチタスクの集団なので、忙しい忙しい。

テレビが何か言えば、総出でツッコむし。
クイズなんかあれば、我先にと答えようとする。



……原稿が白い〜。ヒィ〜。



終電を諦めて、今晩中に出来るだけやっとしまおうとしていると。

ヤマちゃんが落ちた。(寝た)
ヤマちゃん宅は、将軍邸の近く。


Tem「ヤマちゃんを助手席で寝かせつつ、自宅まで運転するよ」

ヤマ「やった〜。Temさん家からうちなら、20分〜。遠慮なく寝かせて貰います」


と言う訳で、送ってるのか送られてるのか分からない方式で、深夜に帰宅。


■ 空しい
あかん〜。
終わらない〜。

ど〜すんだよ〜。


と思いつつ、帰宅。
寝室(将軍が居る)のドアを開けようとして、ボケを考える。

だって、この2日間、ほとんど会ってないやもん。



- バターン。(ドアを開ける)

- ぴし。(YMCA の Yのポーズ)



Tem「ハーイ。グッドモーニングエブリワーン」(←英語教師っぽく入場)


将軍「……。」(←ヘッドホンして、背中向けてる)


Tem「……。」(←まだ Yのポーズ)


将軍「……。」(←まったく気づかず)


Tem「……。」(←夜中の寝室で1人でボケ中)


将軍「……。」(←まったく気づかず)


Tem「……。」(←ちょっと辛くなってきた)


将軍「……。」(←まったく気づかず)


Tem「……。」(←ふと、レイザーラモンっぽいボーズだと気づく)


将軍「……。」(←まったく気づかず)


Tem「……フォー!」(←とりあえず言ってみた)


将軍「……。」(←放置)


Tem「……。」(←泣きたくなって来た)



- つかつかつか。(←将軍の背中に近づく)



Tem「っわーーーーーーーー!」(←驚かす)


将軍「っわーーーーーーーーー!」(←驚かされる)



Tem「気づいてツッコめ、ゴルァーーーーーーーー!!」(←逆ギレ)



……深夜 2時に、行き成り驚かされた上に、逆ギレされる将軍。(ちーん)



結婚したのが運の尽き。(Temさんが言ってはいけません)
 
 

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Tem

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