近所のクラ婦人科さんは、非常に勉強家な医師だ。
以前も書いたが、患者に分かりやすいように学会の内容をまとめたチラシ(ペーパー)をくれたり。
各種症状にあわせての冊子や、受けられる制度や補償の資料もくれる。

立つタイミングを逃してしまう位、丁寧な診療をしてくれるし。


クラ医師「○○なら保険適用になるから……○○って事で」


と、出来る限り個人の負担を減らしてくれる。
ありがたや。


1万円と 4千円の差は大きい。


そんな訳で、厚生労働省へ物申す 2 です。


■ 偉い人
偉い人に訴える訳だけど。
10年前 〜 現在までの「厚生労働省(旧厚生省)」の方々を確認してみた。


……ほとんどが、60歳過ぎのお爺ちゃん。


そんな人に「老後が心配」は、通じても「子供が産みたい」は、通じない訳だ。
# 小泉氏や管氏も旧厚生大臣だったりするが、当時は 50代


20 〜 30代の女性の問題が、分からないのは無理も無い。
Temも 頭髪の薄さが気になる切実さは分からないんだから。

でも「年代と性別が違うから分からな〜い」と、政治家や役人が言っていいのか?とは、思うけど。


例えば、低容量ピルの認可。
その低容量ピルの認可が出たのは、申請から 7年後。
# ’92年の申請から、’99年に認可

しかし、子宮筋腫がある場合には、服用は出来ないと言う条件付き。
「エストロゲン依存性腫瘍(子宮体癌/子宮筋腫)に関与している」なんて 1文があったから。


……誰だ、低容量ピルと中容量ピルの違いも分からず書類作った馬鹿は。


中容量ピルには、エストロゲンが入っている。
でも、低容量ピルにはエストロゲンが入っていない。

先に認可が降りている中容量ピルには、エストロゲンが入っている。
だけど、子宮筋腫の人への処方は、制限されてない。


……なんじゃそりゃ。


発表文書を見る機会があれば、ゼヒ。

ちなみに、実際に医師へと提出された資料「低用量経口避妊薬(OC)の医師向け処方についての情報提供資料」には、この 1文は無いです。


そりゃ、絶対安全とは言えないけど。
「これは危険」「これは駄目」と言って置けば、問題は無い。楽だし叩かれない。


そんな理由でお国からの認可は遅れ、認可の出る直前の審査が ’98年に実施されたんだけど。
この審査も変。

各社の製品を一括審議する形になり、製品別検査はしていない。
製薬会社により、血栓症のリクスがあると言う報告が無い文献を使用していたから。


……頭も古けりゃ、使用した文献まで古い。


今のように、低容量ピルが、希望者や患者に病院で取り入れられるようになったのは、’02年。
何気に、申請から 10年経ってます。
そして、これまた保険適用「外」の薬。

処方箋で貰う薬じゃなくて、医師から手渡しされる薬です。


折りしも薬害エイズ問題があり、お国が「認可を出すとやっかい」なんて思った時期。
厚生省も慎重にならざるを得なかったんだろう。


でも、その薬害エイズだって。

「非加熱製剤を、検査の甘いまま認可した」のと「加熱製剤の認可が遅れた」事がメインの原因だって言うのに。
低容量ピルでも、内容も知らない人が文書を作り、勘違いな検査をして、WHO発表も知らないままに認可してる。



……馬鹿か阿呆か、いっそ…(略)



余談ですが、性的不能治療薬(ED/勃起不全)のバイアグラ。
これの認可は、5ヶ月で降りてます。

60歳過ぎの男性に低容量ピルの必然性は分からないけど。
「朝、元気が無くて〜」と言えば、分かるって事だろうか。



……正直「この色ボケ爺ぃ。年金貰う前に、とっとと…(略)」と思った。



個人輸入での危険性があるから…と言うのが、早く認可が降りた理由だけど、ピルも個人輸入されている。
しかも、バイアグラは認可と共に有名になったので、個人輸入は、逆に増えた。

医師の診察/処方が要らないから。


低容量ピルの認可に 7年。
一般的な薬は 2 〜 3年。


でも、偉くてエロイ人は、5ヶ月でバイアグラを認可。



……おサカんな事で。ケッ。



最後に。


ピルは避妊が前面に出ているかも知れないけど、月経不全や子宮内膜症の治療薬です。
そして、子宮内膜症は不妊の原因の 1つです。
 
 

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Tem

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