終戦 or 冷戦

散々だった小バエ戦争。
一応の終戦 (と言うより冷戦) を迎えました。


■ ある日の将軍
瓜さんとシイさんと言う、高校からの将軍の友達。

で、話を聞いたり、話をしたり。



……ああ、類友ってあるんだなって、心底思った。


■ 小バエ
朝、イシュ君に、スキンシップと言う事で、耳の掃除をする。

すると、嫌がる。
珍しく、イヤースポットを見て、ビビリ腰。及び腰。


そこを捕まえて (又、飼い主を馬鹿にしているだけだと思った)、綿棒をあてたら、本気ダッシュ。
# Tem の手の中なので、空中キック炸裂


これはおかしいと思って、覗き込むと、何か穴の突き当たりの形が変形している。
# フェレットの耳は水を流し込んでも OK な構造をしています

それが、赤くなっていて、耳を見ようとすると、とても嫌がる。


先日、耳掃除をした時の耳アカに問題は無かった。(黒いとミミダニの危険性とかある)


こりゃ、分からないけど、痛がり方が尋常じゃない。
本来、シャワーを浴びさせてグッタリさせてから行くのだけど、軍手持参で動物病院へ。



……診察結果　:　皮膚炎 & 弱小寄生虫。



弱小寄生虫と言うのは、虫の死骸等を食べた事による消化不良のような物の総称。
決して、今、寄生されているって訳では無いらしいが、胃と腸にも炎症が出ている可能性があり。

まず、ビタミン系栄養の注射。
そして、皮膚炎治療の風呂 (バブルバスみたいのに 30分、入浴)


そして、念の為に、虫下しのような薬を貰い、治療終了。


ジステンバーの予防接種と違う注射は、よっぽど痛かったのか怖かったのか、悲鳴を上げたイシュ。
初めて聞いた。


本当に「キャー」って悲鳴。


その間も、ずっとガッチリ押さえつけてくる飼い主。
軍手を無視して、めちゃめちゃ噛んでくる。
いつもの甘噛とか、じゃれてるのとは、違う噛み方。



……本気でヘコむ。手の痛さなんかどうでも良い位。



気づくのが遅れた事。
嫁 vs 姑…なんて、騒いでる場合じゃなかった事。
便から見つかった小バエの死骸の事。


帰宅してからも、Tem に対して牙を剥いて、威嚇するイシュ。



マキさんの観葉植物に腹が立ち。
管理の甘かった自分を反省し。
イシュに嫌われた事にヘコみ。



……精神的にグチャグチャ。


■ その後
帰宅したマキさんに、病院での事を話す。
「そう」と聞いて、自室に戻るマキさん。

観葉植物、ハッキリ「撤去して下さい」と言わないと駄目か…。
有機土壌をやめてもらうとか、スプレータイプの虫避けとかじゃなくて…。


「あんたの観葉植物、全部、窓から捨てんぞ、ゴルァ！」って言葉を飲み込んで。


除草剤を買おうとした右手も、イシュの噛み跡を見て、「そういう問題ではない」と思い。



将軍に相談。
又、食事の手が止まる。
ヘコみたいのは、こっち。
と言うか、本気でヘコんでるのは、こっち。

将軍へのフォローなんか出来ない位、Tem には余裕が無い。


なので、罵詈雑言や八つ当たりを言う前に「無言にさせてくれ」と言って、フテる。



そして、その翌日には、観葉植物はすべて撤去されていた。




将軍が言ってくれたんだと思う。
けど、そこじゃないとか、イライラしていながら、治療代とかの問題じゃないとか。
謝れ、イシュに謝れ。と思ったり。

感謝の言葉を言った後、将軍には申し訳ないが、又、無言でフテさせて貰う。




やはりグチャグチャな精神状態なので、罵りそうになって、ヤバイから。




寝ても、駄目だった精神状態は。
観葉植物の撤去で、ある意味勝った戦いだったかも知れないけど。



今はまだ、マキさんに話しかけられ無い。
「おはようございます」と「おかえりなさい」だけがギリギリ口に出来る内容。



それ以外の単語を口にしようとすると、「お前のせいだ」と言いそうで。
言ったら、八つ当たりだし、余計に Tem はヘコむだろうし。

でも、関係ないって顔しているマキさんには、腹が立つから、言いそうになるから無言。



…… Tem の中では、終戦じゃなくて、冷戦中です。



治療費を出すのは、将軍じゃなくて、マキさんだと言いたい。
尊敬する人、一緒に暮らす人、ご飯作ってくれてる人、そんな義理や恩がある大好きなマキさんでは無かったら。



蹴り入れてる。(怒髪天)