風

風の強い日でした。
あ～、外に出たい。


■ ウザ
仕事から帰るとハチさん (娘)を抱きたがるマキさん。(姑)
ちょっとウザくなってきた。

■ 泣く
泣いてる赤さんに慌てるお母さん。
そんな図を思い描いていた、妊娠時代。

現実は。


お。泣いてる？
マジ泣き？ただの発声？キバり？

あ～、マジ泣きっぽいな～。
抱かないと駄目かな～。
腹減ったという時間でも無いしな～。
甘えてるだけか、ぐずってるだけだろうな～。
一応、オムツの確認して、抱いてみるか。


て、泣き止まないな～。
抱いてるだけじゃ駄目か～。
何だ？何が気に食わないのですか？
眠いのか？なら、寝ろ。
眠いなら、寝るが良い。寝るが良いさ～。
寝やがれ、こん畜生。

て、泣くね～。
主体性も無く、泣いてるね～。
おお、泣きやがれ。泣くが良いさ。
泣いたって、世の中変わらないんだよ。
泣いてりゃ、何でも思い通りになると思うなよ～。
人生は不条理の連続なんだ。

はっはっは。



……泣く赤子にまったく慌てない自分にも問題があると思います。


■ 泣き
そんな泣いてるハチさんに、コンコンと話をする。
特に「何を話す」と言う事にこだわりはなく、ただ淡々と話していると聞き入って、泣き止んでくれる。
歌では駄目だった。
王道「ねんねんころり」は「坊～やの～子守～りは～どこへ～行った～♪」の後が変わらず断念。

淡々と話す内容は、テレビのニュースや、新聞記事の音読。
昔話に、おとぎ話。
料理の手順に、テレビの字幕の朗読。
性転換手術の種類と、その手順とか。(マテ)

コンコンと話し続けていると「何？何？」と、ハチさん聞き入ってくれます。
なるべく低く落ち着いた声で、淡々と話し続けるのだが、それを聞いて、将軍 (夫) が、よく笑っている。

話してる内容はメチャメチャでも、こっちは真剣です。