ルッチ

美容院へ行った。
カットとパーマをした。


ルッチ (ワンピース) にソックリな私が居る。


■ 旅
歯医者を探す旅に出ます。

1. 乳幼児が居ても OK
2. 駐車場が広い
3. 近い
4. のちのちの為に小児歯科があると良い
5. 勿論、腕が良い

で、探した。
贅沢が言えるなら、上記プラス「美人女医 or 紳士医師」が居たら嬉しい。(マテ)

調べて、3院ほどピックアップした。
予約を取る時に「私の治療をお願いしたいのですが、乳幼児が居ます。そこで、お騒がせしてしまうかも知れないのですが…」と断ると 2院は「かまいませんよ」と即答してくれた。
他の 1院は「小児歯科はやってなくて…」とトンチンカンな事を言ったので、止めた。

2院とも「歯石取り」と「歯のブリーチ」で行ってみた。
歯科 (と、患者さん) に迷惑をかけたくないので万全の用意をする。
ハチさんの気を引くオモチャの数々にバンボ。
授乳後に行ったけど、授乳グッズとオムツセット。
最近のお気に入り「ニャンコ先生ぬいぐるみ」も一緒に。
旅行みたいな荷物です。マジで。

で、O歯科に行く事にした。
決め手は「子供好き」な事。
医師や助手の愛想が良いとか、子供を可愛がってくれる事は良くあるけれど、O歯科はハンパなく良かった。

待合室のソファはバンボが置きやすく、診察室も広い。
治療台が 7台もあった。(吃驚)
圧迫感が無いのでハチさんも機嫌が良かった。
W歯科ではハチさんが「あー」と言っててもスルーだったが (これは普通)、O歯科は助手さんも医師さんも「なーにー？」と返事をしてくれた。
まぁ、返事をしたせいで「あーあー」がヒートアップしたのですが。(笑)
そしたら、1人の看護師(助師？)さんが抱いててくれた。
マジっすか。重いのに。
ああ、ヨダレで天使の白衣を汚してしまうかも知れません。あああ。

助手A「かわいー」
助手B「いいなー」
助手C「笑った～。かわいー」

医師「ほーら、お母さんだよ～」(←医師は 50歳くらいのダンディー)


……ぶっ。(吹いた)


つか、私の治療中に何してるんですか。
はよ治して下さい。


その後、ハチさんが「あー」と言うたびに返事をし、時々ボケつつ、治療中でツッコめない私を置き去りに遊び始める。
ひぃ～、笑わせないでくれ～。
左上に麻酔が効いてるのに～、ドリル入ってるのに肩が動いてしまう～。

そして、鮮やかに治療終了。
午前中、最後の患者だった私の会計が終わるまでの間、医師みずからハチさんの相手をしてくれた。
なんて良い人。(笑わせすぎだが)


極めつけは「患者さんも子供好きなお爺さんお婆さんばかり」だった事。
W歯科より O歯科の方が、患者さんの年齢が高かったのがポイントだと思う。

待合室に居る間、誰かがハチさんに話しかけたり手を振ったりしてくれた。
人気者っぷりに 1度グズられたが、周りが総出であやしてくれた。


■ 皮膚
そんなハチさんのアゴや首にヨダレかぶれが出た。ギャー。
風呂上りには真っ赤になってしまうくらい。

1日に 3回～ 4回はスタイを替え、暇を見つけては洗浄綿で拭いてピュアオイルを塗った。
しかしイマイチ。

ヨダレかぶれじゃなかったら怖いので、病院に行く事に。


Tem「ココとココ。ヨダレかぶれだと思うのですが…」

医師「うん。ヨダレかぶれだね」(キッパリ)


洗浄綿とピュアオイルでの対応で OKだが、オイルより良いものがあると言われた。
『ステロイド入りの軟膏』か『副作用はほとんど無いけど効き目が弱い軟膏』か『ワセリン』。
う～ん、ステロイドを頼るほど酷くは無い。
効き目が弱いものをあえて選ぼうとは思わない。
じゃあワセリンかな～と思いつつ「医師のお勧めは何ですか？」と聞けば「ワセリン」と即答された。


Tem「じゃあ、ワセリンを下さい」

医師「小さい容器のワセリンを 500円で処方する事は出来るけど、全身で使える大きいサイズがドラッグストアで 1000円未満で買えます」


最後に「処方箋、いりますか？」と付け加えられたので「いりません」と答えた。(笑)
ハチさんの足の 1部には乾燥によるガサガサ肌も見られたので、大きいサイズを勧めてくれたらしい。
ワセリンのタイプを聞いて(白色ワセリン)、ドラッグストアに寄って帰宅。


■ ビョルン
ハチさんを前に抱えると包丁が使いづらい。
だから、背中にオンブしたい。
本来は前向きに使うビョルンを背中側に装着してみた。


うお！
肩、痛ッ！！


それでも包丁作業を終わらせて、ハチさんを降ろそうと思ったら、外れない。
ボタンが前にあるビョルン。
前に装着するビョルン。
それを後ろに装着した私。
外す為のボタンも、後ろにある。


結果、手がまわらず外せない。(ちーん)


将軍が帰宅するまでの 3時間、子泣き爺のようなハチさんを背負ったまま過ごす。
軽く走馬灯が見れました。